選択した語からノードを作成 – In Vivoコード
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ノード in vivo code, コーディング
「In Vivo(イン・ヴィボ)コード」をご存知でしょうか。普段コーディングする際は、ノードの名前をユーザーが入力しますが、In Vivoコードは選択した単語やフレーズをそのままノードの名前として使う方法です。インタビューを受けた人の言葉をそのままノードに反映したり、大量の資料を読みながら目についた単語で手早くノードを作っていきたい時に便利な機能です。
通常のコーディングと同様に、まずはコーディングしたい部分を選択します。
右クリックしメニューから<In Vivoコード>を選択するか、または、<Ctrl>キーを押しながら<F8>キーを押します。
これだけで、ノード名をタイピングすることなく、「夫と一緒に」というノードが作成でされました。
もっと長いフレーズを選択しても、選択した部分がそのままノード名になります。
同じ言葉を<In Vivoコード>しようとするとどうなるか試してみましょう。「夫と一緒に」がもう一度出てきましたので、同じ手順で<In Vivoコード>を選択します。
ダイアログボックスで「はい」を選ぶと、
既存の「夫と一緒に」にコードします。リファレンスが2になっていることでコードされたことが確認できます。
「いいえ」を選んだ場合は、
「夫と一緒に(2)」というノードが作成されました。
ノード名をタイプしない分、コーディングに集中できますし、作業時間が節約できそうですね。<In Vivoコード>で作成したノードも、後で名前を変えたり階層化したりできます。
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