誰が作業したかを記録する – ユーザープロファイルの設定
公開日:
:
最終更新日:2015/07/27
一般設定 チームワーク, ユーザープロファイル, 共同研究
NVivoが処理を行ったユーザーを記録していることにお気づきでしょうか?共用コンピューター上のNVivoを使うなど、複数名で作業する際にユーザーを切り替える方法をご紹介します。
ユーザーを変更する
NVivo画面左下に作業をしているユーザーのイニシャルが表示されています。また、ソースやノードのリストビューを見ると、作成者と変更者に作業したユーザーのイニシャルが表示されています。
ユーザーを変更するには、ファイル > オプションを選択します。
ユーザーの名前とイニシャルは、<アプリケーションオプション>の<一般>タブ<ユーザープロファイル>で設定します。
名前を「NVivo」、イニシャルを「NV」として<OK>をクリックします。
左下のユーザーのイニシャルが「NV」に変わりました。作業を進めると、新規作成したノードや変更を加えたノードに「NV」のイニシャルが記録されます。
起動のたびにユーザーを確認する
ついうっかり<ユーザープロファイル>を変更するのを忘れてしまう場合があるかもしれません。常に複数のユーザーが共用コンピューターで作業する場合は、NVivoを立ち上げるたびにユーザー確認をする設定をしておくと便利です。
ファイル > オプション で<アプリケーションオプション>を開きます。<ユーザープロファイル>の右側にある「起動時にユーザーに指示」にチェックを入れ、<OK>をクリックします。
NVivoをいったん終了し、起動しなおすと、ユーザープロファイルを入力するウィンドウが開きます。ここで作業者の名前とイニシャルを入力します。「QSR Japan」「QJ」と入力して「OK」をクリックします。
NVivoの初期画面が立ち上がり、ユーザーが「QJ」となっていることが確認できます。NVivoを立ち上げるたびにユーザープロファイルを確認されますので、確実に作業者を記録することができます。
誰が作業したかを記録することで、それぞれのコーディングを比較することもできるようになります。コンピューターを共用する場合は特に「起動時にユーザーに指示」を設定しておくことをお勧めします。
詳しくはNVivoオンラインヘルプ Create, view or change user profiles をご覧ください。
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