自分のコーディングだけ確認したい – ノードユーザーの表示
複数人でコーディングを進めている際、自分がコーディングしたものだけを確認したくなるかもしれません。もしくは、自分以外の人がコードしたものだけを見たい場合もあるかもしれません。そんな時に<ノードユーザーの表示>が役立ちます。
例として、QJ、TO、NVという3人のユーザーがコーディングした「用途」というノードを開きます。現在作業をしているユーザーがNVであることは左下のイニシャルで確認できます。
ノードには6つのソースから合計20リファレンスがコードされています。ここから現在のユーザー(NV)がコードしたものだけを抜き出して表示させます。左下に「未フィルタ」と出ていることを確認しておいてください。
<表示>タブ > 詳細ビュー > ノード を選択します。<ユーザーによるコーディング>でどのユーザーのコードを表示させるかを選択できます。
自分がコードしたものを表示させるには、<現在のユーザー>を選択します。
現在のユーザー(NV)がコーディングした4ソース、8リファレンスのみが表示されました。元のノードに変更を加えたわけではないので、リストビューを見ると元のまま6ソース、20リファレンスとなっています。左下を見ると「未フィルタ」から「フィルタ」に表示が変わり、コーディングしたユーザーでフィルタをかけていることがわかります。
次に自分(NV)以外のコーディングだけを表示してみましょう。先ほどと同様に<表示>タブ > 詳細ビュー > ノード から、「選択したユーザー」を選びます。
ユーザーのリストが表示されますので、表示したいユーザーにチェックを入れます。ここでは自分(NV)以外にチェックをして<OK>をクリックします。
詳細表示が、自分以外がコードした5ソース、12リファレンスにフィルタされました。
都度表示を切り替えるのではなく、現在のユーザーのコードのみを表することを標準にしたい場合は、<アプリケーションオプション>で設定できます。
ファイル > オプション を選択します。
<表示>タブの<ノードユーザー表示>を「現在のユーザー」に変更して<OK>をクリックすると、ノードの詳細表示は「現在のユーザー」のみを表示するようになります。
この機能を使えば、自分が作業したものだけを見返したり、他の人がコードしたものを誤って解除してしまうこともなくなりそうですね。
関連記事
-
-
ワードツリーを最前面に – テキスト検索クエリ結果プレビュー
「テキスト検索クエリを実行したら、真っ先にワードツリーを見たい!」そんな時はテキスト検索クエリ結果プ
-
-
MacOS 10.14(Mojave)でNVivo11 for Macが起動できない場合の対処法
MacOS 10.14(Mojave)では新しい「セキュリティとプライバシー」の機能が追加されており
-
-
ノードを並べ替えて表示する
コーディングが進んでいき、ノードの数が増えてくると、見やすいように並べ替えたくなるかもしれません。ノ
-
-
プロジェクトイベントログを記録する
NVivo では、誰がどのような作業を行ったのかを記録するプロジェクトイベントログという機能がありま
-
-
パスワードでプロジェクトデータを保護する
プロジェクトを進めているときに属性情報や、機密情報が含まれてくる場合があります。そんな時はプロジェク
-
-
トランスクリプトに発言者を追加してケースを作成
インタビューなどをビデオや音声から書き起こして分析しているユーザーが多くいらっしゃるようです。誰が何
-
-
表形式のデータのノード表示をテキスト表示に変更すると、サクサク動くうえに見やすい
ノードに関連付けたデータを表示するとき、多様なデータが一覧で表示されるようになるのですが、それゆえに
-
-
サーバーに接続できません : NVivo をアクティベーションできない場合(NVivo 11)
NVivoのアクティベーションを行うときに「サーバに接続できません」と表示される場合、もしくはインタ
-
-
データをエクスポートする
発表で使うために出力結果をパワーポイントに張り付けたい、あるいはExcelやSPSSといった他のソフ
-
-
ソースリストからケースを作成する
ソースリストからケースを作成する方法をご紹介します。 大勢にインタビューしたデータをNVivo