*

分類(属性情報など)を取り込む(NVivo 10 for Windows)

公開日: : 最終更新日:2017/03/16 ノード, 分類

NVivoの機能の一つに分類というものがあります。これはプロジェクトにあるソースやノードをその名の通り分類できるのですが、例えば、アンケートの回答者のAさんに対して、一つのノードを作成して、属性(年齢や性別、出身地など)を割り当てることができます。この分類を与えておくことによって、分析をする時に世代別や男女別毎の傾向を可視化することができるようになります。

今回は、回答者別のノードが存在していて、それぞれのノードにExcelなどで事前に作成した属性シートをプロジェクトに取り込んで、NVivoで利用できるようにする手順をご紹介します。

この記事ではNVivo 10 for Windows を使用して紹介しています、NVivo 11 をご利用の方は分類(属性情報など)を取り込む(NVivo 11)を参照ください。

取り込みイメージのスクリーンショット

データ取り込みのイメージ

1.属性シートに入っている名前と同じノードがある事を確認します。もし存在しなければそのままステップ2へ(後から自動作成します)。

ノード画面スクリーンショット

2.外部データメニュー>インポートの項目にある”分類シート”をクリックします。

分類シートインポートのスクリーンショット

3.分類シートウィザードが表示されたら、参照をクリックして属性シートを選択し、”次へ”をクリック。

分類シートのインポートウィザード スクリーンショットファイル選択画面スクリーンショット インポートウィザードのスクリーンショット

4.分類シートのインポートウィザード – 2/4 では、次の設定を確認してください。
分類タイプ > ノードの分類 を選択
“存在しない場合は、新しい属性を作成” にチェック
“既存ソースまたはノードの分類を更新” にチェック
上記が終わったら”次へ”をクリック。

分類シートのインポートウィザード スクリーンショット

5.分類シートのインポートウィザード – 3/4 では、次の設定を確認してください。
“名前として”にチェック
このプロジェクトでこれらのノードの場所>ノード (もしくは任意の場所)
存在しない場合は、新しいノードを作成
上記が終わったら”次へ”をクリック。

分類シートのインポートウィザード3/4 スクリーンショット

6.分類シートのインポートウィザード – 4/4 では、属性の表示方法を設定します。
設定が完了したら”終了”をクリックします。

分類シートのインポートウィザード スクリーンショット

※”アクションが成功しませんでした。エラーの詳細を参照できません。”とエラーが出る場合には、インポート対象のファイルが開かれている可能性があります。一度対象となるファイルを閉じて、再度実行してみてください。

7.属性シートがインポートされました。

分類シート表示のスクリーンショット

8.各ノードに情報が付与されている事を確認します。
対象のノードを右クリックして、”ノードのプロパティ”をクリック。

ノードプロパティのスクリーンショット

9.ノードのプロパティが開いたら、”属性値”をクリック

属性値タブのスクリーンショット

10.取り込んだ属性値が表示されます。

属性値表示のスクリーンショット

分類情報が追加されたことがわかります。

この分類情報を付与しておくことで、後々特定グループだけを抽出してデータを見たりという事も容易にできるようになりますので、お試しください。

参考ソース NVivo help : About nodes

関連記事

ノード編集の方法まとめ

コーディング作業によって得られたテーマを、「似たものをまとめよう」「上位概念と下位概念に」とテーマを

記事を読む

NVivo 11 Plus で自動コーディング その4 – 既存のコーディングパターンを使用

NVivo 11 Plus for Windowsで使える自動コーディングをご紹介します。 自

記事を読む

選択した語からノードを作成 – In Vivoコード

「In Vivo(イン・ヴィボ)コード」をご存知でしょうか。普段コーディングする際は、ノードの名前を

記事を読む

NVivo 11 Plus で自動コーディング その2 – 感情を特定

NVivo 11 Plus for Windowsで使える自動コーディングをご紹介します。 自

記事を読む

ノードを印刷アイキャッチ画像

データを印刷する – ノードリファレンス編

PCの画面だけでなく印刷してデータとじっくりと向かい合いたい。そんな時にノードの中身を印刷して眺めて

記事を読む

NVivo 11 Plus で自動コーディング その1 – テーマを特定

NVivo 11 Plus for Windowsで使える自動コーディングをご紹介します。 自

記事を読む

便利になったアンケートデータのインポート

本記事の内容は、NVivo 11 Pro / Plus, バージョン11.2以上でご利用頂けます

記事を読む

テキスト検索コーディング

テキスト検索クエリで一括コーディング

NVivoでは単語を基準にして一括コーディングする機能があります。対象となるデータから漏れなく情報を

記事を読む

ノードの順番を自由に入れ替える方法

NVivoを使いはじめるとノードの数が増えて、管理が煩雑になってきます。標準設定ではノードの順番はア

記事を読む

ノードを階層化する(親ノード・子ノード)

ノードが増えてくると、必要なノードを探し辛かったり、同じようなノードを作ってしまったり。プロジェクト

記事を読む

コメントを残す

NVivoのアクティベーションができない場合の原因と対処法

NVivoのインストール後、アクティベーションができない場合は以下いず

音声や動画のファイルをプロジェクトにインポートできない場合の対処法

音声や動画のファイルをプロジェクトにインポートできない場合の対処法

MacOS 10.14(Mojave)でNVivo11 for Macが起動できない場合の対処法

MacOS 10.14(Mojave)では新しい「セキュリティとプライ

→もっと見る

PAGE TOP ↑