テキスト検索クエリを使う
調査・研究で必要な資料が集まって、その中から特定の単語を探し出すというのはとても骨の折れる作業ですよね。NVivoでは集めてきた資料から一瞬で必要な文章を取り出すことができます。それが”テキスト検索クエリ”というものです、早速使い始めてみましょう。
*この記事はNVivo 10 for Windowsを使用して作成しました
*NVivo 11 for Windows をご利用の方は、テキスト検索クエリを使う(NVivo 11) をご覧ください。
1.テキスト検索クエリを起動(資料の取り込みが完了している前提)
上部メニューのクエリ>テキスト検索 と進めます。
2.検索設定
“検索対象”には、探したい単語を入力します。
“一致を検索”は、探したい単語をどの程度まで範囲を探すかを設定します。例えば一番左が完全一致となり”スポーツ”という言葉であればその単語のみを検索結果として返します。逆にスライダーを右に寄せると、スポーツという単語の他に”バスケットボール”などの類似後を検索結果に含めるようになります。
“上位パス”では、検索の対象とする場所を設定できます。既にコーディングされた部分から探すのか、あるいは未分類のドキュメントから探すのかといった設定が可能です。
設定したら、実行をクリックしましょう。
3.結果表示
結果プレビューで、どのソースで対象とした言葉が何度利用されているかが表示されました。ただ、これだけではわかり辛いので、右側のタブをクリックして表示を切り替えてみましょう。
こちらはPDFタブを選択した場合のプレビューです。いかがでしょう。無事にテキスト検索できましたでしょうか。
補足)
“クエリオプション”では、テキストの検索結果に対して、一括コーディングをするなどの操作が可能です。
また、”プロジェクトに追加”にチェックを入れると、クエリ設定を保存することができるので、何度も同じクエリを実行する場合に便利です。リンク先のヘルプもご覧になさってください。
参照元 : NVivo Help > Run a text query
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[…] ウィザードを起動後に、設定し4/4まで進みます。 ※設定の方法などは別記事(テキスト検索クエリを使う)などをご参照ください。 […]