自動コード機能でケースを作成
インタビューをMS Wordで書き起こした場合、自動コードの機能を使用してケースを作成することができます。まず、書き起こしの際の注意点からみていきます。
Word上で発言者名にスタイルを設定しておきます。ここでは発言者はすべて「見出し(Heading)2」に設定しておきます。
発言者が見出しに設定されいているWordファイルが複数、NVivoに読み込まれています。これらのファイルを選択し、[分析]タブ[自動コード]をクリックします。(もしくは右クリックから[自動コード])
[段落様式]を選択、heading 2 (見出し2)を指定して[次へ]
ノードの場所を指定します。ここでは、[ケース]下の新規フォルダ「発言者」を作成するよう指定して[終了]します。
ケース「チャールズ」をダブルクリックで開いてみると、「チャールズ」の発言がケースに紐づいていることが確認できます。
「ヘンリー」はインタビュアーとして複数のソースに登場しているので、ソースが「4」となっています。同じ発言者が複数のファイルにまたがって登場する場合は、この方法でケースを作るのが便利そうですね。
1人1ソースとなっているような場合は、「ソースリストからケースを作成する」をご覧ください。
*この記事は、NVivo 11 Pro for Windowsを用いて作成しました。自動コード機能は、NVivo 11 for WidnowsのProまたは、Plusエディションで提供されています(2017.11現在)。
関連記事
-
ノードを階層化する(親ノード・子ノード)
ノードが増えてくると、必要なノードを探し辛かったり、同じようなノードを作ってしまったり。プロジェクト
-
自分のコーディングだけ確認したい – ノードユーザーの表示
複数人でコーディングを進めている際、自分がコーディングしたものだけを確認したくなるかもしれません。も
-
分類(属性情報など)を取り込む(NVivo 10 for Windows)
NVivoの機能の一つに分類というものがあります。これはプロジェクトにあるソースやノードをその名の通
-
コーディング箇所を表示する – コーディングストライプ
NVivoでコーディングの状態を確認するときに利用できる機能として、「コーディングストライプ」「ハイ
-
マニュアルコーディング 4つの方法
NVivoには、ご研究の目的やプロセスに併せて利用できるよう4つのコーディング手順が用意されています
-
複数ノードから親ノードを作成する
プロジェクトが進んでくるとノードを整理するタイミングが出てきますよね。例えばノードに親子関係
-
ノードのリストビュー表示を変更する
ノードのリストビューを使いやすいようにカスタマイズする方法をご紹介します。 ノード表示「下」
-
NVivo 11 Plus で自動コーディング その2 – 感情を特定
NVivo 11 Plus for Windowsで使える自動コーディングをご紹介します。 自
-
NVivo 11 Plus で自動コーディング その1 – テーマを特定
NVivo 11 Plus for Windowsで使える自動コーディングをご紹介します。 自
-
選択した語からノードを作成 – In Vivoコード
「In Vivo(イン・ヴィボ)コード」をご存知でしょうか。普段コーディングする際は、ノードの名前を
- PREV
- プロジェクトイベントログを使う
- NEXT
- 分類(属性情報など)を取り込む(NVivo 11)