クエリオプションを使いこなす – 対象範囲を指定する
テキスト検索クエリやワード頻出度クエリには、検索条件として特定のソースやノードだけを対象にする事ができるオプション条件を設定する事ができるようになっています。これらを使いこなしてワンランク上のクエリ設定をしてみましょう。
*このページで紹介するオプションは、ワード頻出度クエリ、テキスト検索クエリの両方で利用できます。
1. 検索場所
テキスト、注釈、テキストと注釈 の3つから、どのデータに対してクエリを実行するか選択可能です。
2. 上位パス
ここでは、ソースやノードなどクエリの対象とするアイテムを選択できます。
プルダウンでは、「全てのソース」、「選択したアイテム」、「選択したフォルダ」のアイテムのいずれかを選択できます。
例えば「選択したアイテム」を選択して、右側の「選択」ボタンをクリックしてみると、
選択可能なアイテムが表示されます。ここをクリックして、ソースやノードから対象としたいデータにチェックを入れる事で、チェックをしたアイテムだけを対象にクエリを実行する事ができます。
「選択したフォルダのアイテム」を利用すれば、フォルダごと選択する事ができます。
3. 場所
この項目では、データの作成者、または変更者を選択できます。すなわち複数名で一つのプロジェクトを編集している場合にのみ利用できる機能です。
プルダウンでは、「任意のユーザーが作成または変更」「選択したユーザーが作成」「選択したユーザーが変更」「選択したユーザーが作成または変更」が選択できます。
例えば、「選択したユーザーが作成」を選択して、右側の「選択」ボタンをクリックすると、選択可能なユーザーの名前が表示されます。
必要なユーザーにチェックを入れる事で、そのユーザーが作成したアイテムだけを対象にクエリを実行できます。
このような機能を使って、特定の集団におけるパターンの発見などにご利用頂けます。その場合には、事前に年代別や男女、あるいは居住地などを設定したノードを作成して事前にデータを整理しておくと便利です。
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