資料から一瞬で必要な文章を取り出す「テキスト検索クエリ」(NVivo 11)
公開日:
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最終更新日:2018/06/11
クエリ NVivo 11 for Windows
調査・研究で必要な資料が集まって、その中から特定の単語を探し出すというのはとても骨の折れる作業ですよね。NVivoでは集めてきた資料から一瞬で必要な文章を取り出すことができます。それが”テキスト検索クエリ”です、早速使い始めてみましょう。
*この記事はNVivo 11 Pro for Windowsを使用して作成しました(NVivo 11 Starter for Windows では設定項目に一部制限があります)。
*NVivo 10 for Windows をご利用の方は、テキスト検索クエリを使う(NVivo 10) をご覧ください。
1.テキスト検索クエリを起動(資料の取り込みが完了している前提)
2.検索設定
テキスト検索を行う時のオプションについてご紹介します
“検索対象”には、探したい単語を入力します。
検索場所には3つの選択肢がありますが、検索の対象とする場所を設定できます。すべてのソースを選択(標準状態)ではソースに入力されているすべてのデータに対して検索を行います、”選択したアイテム”を選ぶと、特定のインタビューだけ、特定のノードに関連づけられている文章のみから探すのかといった設定が可能です。”選択したフォルダ” では、検索対象とする場所をフォルダ単位で設定するときに使用します。
“検索”では、”完全一致”から”より一般的な語を含める”まで5段階を選択できますが、例えば”スポーツ”という言葉検索する際に、一番上の”完全一致”であればその単語のみを検索結果として返します。スライダーを下に寄せ”より一般的な語を含める”にすると、スポーツという単語の他に”バスケットボール”などの類似後を検索結果に含めるようになります。
お好みで設定を行ってみてください。
3.結果表示
無事にテキスト検索できましたでしょうか、テキスト検索によって効率的にデータの理解ができれば何よりです。
補足
“結果を保存”では、テキストの検索結果を、一括コーディングをするなどの操作が可能です。
“プロジェクトに追加”にチェックを入れると、設定条件を保存して、何度も同じクエリを実行する場合に便利です。リンク先のヘルプもご覧になさってください。
参照元 : NVivo Help > Run a text search query
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