行列コーディングクエリ
行列コーディングはインポートされたデータ、コーディングされたデータを元に、コーディングA x コーディングB など、条件を設定してデータを集計する機能です。この機能を駆使することにより、画像のようなグラフで出力することができます。では操作方法を見ていく事にしましょう。
*この記事はNVivo 10 for Windowsを使用して作成しました。NVivo 11 Pro ならびに Plus でも同じ手順で操作が可能です。
*NVivo10に付属のサンプルプロジェクトを利用します。
1.行列コーディングの起動
クエリ>行列コーディング と進めます。
2.行の定義をする
この画面では結果の行となる項目を定義します。”選択”をクリックしましょう。
3.要素となるアイテム選択
ここではノードで”Positive””Negative”ノードを選択し、OKをクリックします。
4.要素となるアイテムを追加
“リストに追加”をクリックします。
5.行の要素定義が完了
これで行の要素定義が完了しました。
6.列の定義
列のタブをクリックして、2-5と同様の手順で進めます。選択アイテムは以下の画面のように”Search Folders”>次の4件、”Longevity-1st generation Down East”,”2 generations” “3+ generations” “Non-regsidents”を選択します。
7.列要素の決定
要素定義が完了したら、”実行”をクリックしましょう。
8.結果の表示
集計結果が表示されますので、右タブのチャートをクリックしましょう。
9.グラフの表示
- チャートの表示
- グラフ形式で表示されました。
- この行列コーディングでは、様々な設定ができるのですが、詳細は追って追記します。待てない方のためにヘルプへのリンクを置いておきます。
- NVivo 10 Help – Run a matrix coding
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