コーディングクエリを使う
ノードをダブルクリックするとそこにコーディングされているテキストなどのリファレンスを見ることができます。コーディングクエリはそこから一歩進んで、集合の重なりを探索するようなイメージで使うことができます。
例えば、
1.ノードAとノードBの両方にコーディングされている
2.ノードA、ノードBのいずれかにコーディングされている
3.ノードAとBの両方にコーディングされていて、且つノードCにはコーディングされていない
4.ノードAとBの両方にコーディングされていて、且つノードCにはコーディングされていないもののうち、発言者がある属性に当てはまるもの
などなど・・・いろいろな条件で探索していくことができます。3、4あたりになると手作業で確認するのはかなり難しくなりそうですね。
なお、Starterではシンプルな条件設定のみ可能となっており、上記3、4の条件設定はできません。
今回は上記の4を例にコーディングクエリをご紹介します。
①ノード「土地」とノード「地域社会」の両方にコーディングされていて
②ノード「自然環境」にはコーディングされていないもののうち
③発言者が「男性」のもの
まず検索対象を指定します。ここでは[すべてのソース]とします。
指定する条件のすべてに当てはまる(AND)か、いずれか一つに当てはまる/任意(OR)を指定します。今回は①~③すべてに当てはまるものを探したいのでプルダウンから[すべて]を選択します。
「①ノード「土地」とノード「地域社会」の両方にコーディングされている」を指定します。
これで一つ目の条件が指定できました。右側の[+]をクリックして二つ目の条件を指定します。
「②ノード「自然環境」にはコーディングされていないもの」を同じ手順で指定し、もう一度[+]をクリックして三つ目の条件を指定します。
条件を削除したい場合は「+」の左側にある「-」をクリックしてください。
三つ目の条件は「③発言者が「男性」」ですので[以下の条件に該当するすべてのケース]を選択し「…」ボタンから条件を指定します。
指定した条件に当てはまるリファレンスが表示されました。右上のボタンから結果を保存したり、クエリをプロジェクトに追加したりできます。
詳しくはNVivo Help: Run a Coding Query をご覧ください。
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